ミステリに目覚めたのは小学校５年生の時。元から母も私も本好きで自宅にも本がメチャクチャ多かったですが、この時はまったのが「世界少年少女推理全集」って感じのミステリ小説の全集。最初に手をつけたのがやはり王道「シャーロック・ホームズ」でした。この全集今でもあるのかな？学校の図書室に全巻揃ってて、読書の時間に手に取ったのがきっかけとなったわけでした。しかし、友人とかは全然誰も読んでなくて、一人で夢中になってたな・・・
　ホームズの後、全集を読みきったわけですが、ほんと、あの全集はミステリ作家の大御所が集まってた気がします。アガサクリスティーもあったしエドガー・ア・ランポゥもSFの方のアシモフも入ってました。あれで江戸川乱歩の存在も名前の理由も知ったしね。これを機に図書委員にまでなりました。本好きには絶対おいしい役職よねｖｖ
　この全集は何度も何度も読み返し（我ながらおかしかったと思う。だって、ネタがわかってるミステリ読み返すって・・・）それでは飽き足らず、ホームズ全集に手を染めました。あの、ブルーの全集ね。（分かる人いるかな？）このホームズ全集も何度とかく借りて何度となく読み返し。この辺から「好きなものへの固執」傾向がうかがえますな。私は一回読んだものでも気に入ったら手放さない方です。ジャンル問わず。推理物だって、好きなヤツは何度も読むし。母や旦那などは一回読んだら古本に売るって人達なので、すごく不思議がられます。
　ところが、ホームズきたら次はアルセーヌルパンとか先述の江戸川乱歩とかに行くというのが王道ですよね。（って勝手に思ってるだけですが）ここが私のマニアックさ。さっぱりそちらへは行かず、本当に１、２冊読んだくらいだったのです。そのままホームズを読み返し続け、中学に入りました。
　中学の図書館は、小学校よりしょぼくて（えっ？）ホームズ全集がやっとこあるかどうかという蔵書の少なさ。まあ、確かにね。需要は少なくなるのかもね。代わりに漫画のようなファンタジー物が多かった気がします。中２の時に図書委員にもなりましたが、私の中では不完全燃焼。その穴を埋めるかのように、本館サイトの漫画にどっぷりはまっていきました。まあ、漫画全盛期よね。思春期って。
　高校になっても相変わらず漫画にはまったまま。でも、高校の図書館は素晴らしいものでした。とにかく広いのですよ。だって名前が図書「室」じゃなくて図書「館」でしたから。外部にも開放していて、卒業生はいつでも利用できるようになってました。言うまでも無く、私も図書館の住人に。図書館仲間でよく集まってたっけな〜。この時読んでたのは、先述のファンタジー小説が主。ファンタジー文庫ってのが流行りだした頃で、アルスラーン戦記とか全盛期でしたね。私もアル戦はある程度までは読みました。どこまで読んだかはもう忘れた（爆）でもなぜか他の田中芳樹作品には手を出さなかったけど。あとは三国志も全巻読みました。フォーチュンクエストもこの辺だったかな？あれもはまったな〜。日向章一郎の放課後シリーズもこの辺りで読みました。きっかけはみずき健のイラストだったけど（笑）。やはりミステリからは完全撤退出来なかったようです。他にもファンタジーものは読んだけどもう忘れちゃったな・・・
　高校卒業した頃、以前から母に「面白いよ」と勧められていた笹沢左保の「崩壊の家」を読み、ミステリ熱が再熱しました。どうやら母は漫画どっぷりの私を心配してたようです（苦笑）受験生だったしね。でも、元々ミステリ好きの血は母からもらったものだから、お見通しだったようで。そこからはまっていったのは、赤川次郎でした。母はすでに赤川次郎のものを古本屋で行くたびに買っていて、すぐに手を出せた環境だったわけです。
　赤川次郎のは著書400冊以上（今はもっとか）と言われてますが、たぶん９割近く読んだと思います。特に初期の作品は本当に今でも読み返します。マリオネットの罠とか、ひまつぶしの殺人とかは本当に「やられた！」と思ったし。シリーズ物もほとんど読みましたね。三毛猫ホームズとか泥棒と刑事夫婦とか杉原爽香シリーズとか。三姉妹はイマイチかな（爆）また、友人に赤川次郎好きがいたのもあって、貸し借りが始まったりして、拍車がかかる。大学への通学時間内に読むのはもっぱら赤川次郎でした。片道で２時間ちょっと、ちょうど１冊読み終わるぐらいだったのでちょうどよかったのよね〜。こうして大学４年間は赤川次郎一本で過ぎていったのでした（笑）
　卒業後は忙しさもあって、読書から離れてしまってたのですが、最近は東野圭吾を読んでます。最初は「仮面山荘殺人事件」でした。時間も忘れて読みふけったのは久々でしたね〜。夜眠れなくて、読み出したら結局朝まで読んじゃったものです。あとは「名探偵の掟」。某方に勧められて先日買ったんですが、旦那に先に取られてまだ未読（TOT）でも、旦那はゲラゲラ笑い転げながら読んでるので、期待大です（＾＾）あとは、宮部みゆきの「ステップ・ファザー・ステップ」も結構好きです。ちなみに今赤川次郎はほとんど読んでないです。やはりずっと同じってわけにはいかないのかなぁ・・・

とまあ、こんな感じのですかね。
本の虫ってとこまで行くレベルじゃないし、すんごく偏ってますけど、でも本好きなほうで良かったな〜と最近思います。でなきゃ絶対国語なんて教えられないよ・・・。本好きな親達で本当に恵まれていたんだな〜。でも、国語の授業は嫌いだったんだよな〜（苦笑）